医療連携の背景

現在の医学は歯科と医科に縦割りの状態で、相互間の連携がなく情報交換も多くないのが現状です。また医学の進歩に伴い細分化・専門化して医科の中でさえ科の横の連携が薄れてきているといわれています。
人の体は上から下までつながって一体のものですので、医学的に分断することに本来無理があるのかもしれません。こうした医療上の背景に加え、体の臓器間、病気間の関連も次第にわかってきました。

歯科領域では現在成人の歯を失う5人に4人が歯周病であり、長寿社会となった今、健康でい続けるため、食生活を維持していくために歯を失うことをどうしたら回避できるかという問題が大きくなってきています。
近年この歯周病と内科の領域である糖尿病の相互関係が明らかになり、歯周病を治すには糖尿病を治し、糖尿病を治すには歯周病を治す必要があることがわかってきました。

そのため当院では近隣の糖尿病専門医と医療連携を取り、二つの病気双方からの治療でお互いの治療成果の相乗効果を上げることを目指しております。当院では一般的な歯石除去に留まらず、長年歯周病治療に積極的に向き合っておりますが、全身的疾患を疑うような場合には近隣の糖尿病専門医の受診をおすすめすることがあります。

糖尿病も歯周病と同様に初期には自覚症状がなく発見が遅れる傾向にあり、一度発症してしまえば合併症の存在や完治が難しい病気でもあるため、歯周病だけでなく全身的健康面から早期発見が大切だと思っております。

■当院の趣旨にご賛同いただけた内科専門医
みたかヘルスケアクリニック
歯周病と関連する糖尿病、歯科と医科両面から治療する目的で医療連携を行っている内科の先生です。
〒181-0013 東京都三鷹市 3-38-4
三鷹産業プラザ 5F / Tel:0422-40-0102

 


医療連携セミナー

(参加費無料)
医科と歯科の双方の病気を知って健康につなげるために、福島先生などの講師をお招きして当院待合室で不定期のセミナーを行っております。
お話の内容はご参加になられた方々のリクエストや時流のお話しなど開催毎に違っております。
次回開催日時と演題は医院内とホームページでご案内しておりますので、参加ご希望の方は医院までご連絡ください。待合室のスペースからご参加いただける人数に限りがありますので、定員になり次第締め切らせていただきますのでご了解ください。

■第1回医療連携セミナー:糖尿病と歯周病

2018年6月1日
当院待合室にて、医科歯科地域医療連携の取り組みとして第1回医療連携セミナーを行いました。
「みたかヘルスケアクリニック」院長の内科医福島偉先生、当院院長の高岡周一、当院衛生士の石田恵子の三名による講演でした。

みたかヘルスケアクリニックと高岡歯科医院の患者さん11名のご参加下さり、医学的な堅苦しさもなく終始和やかな講演会でした。多数の方のご参加ありがとうございました。

 

第一回セミナー福島先生福島先生は糖尿病のことについて、講演頂きました。
「糖尿病の予防と治療の意義はずばり、血管を守ることである!そのためにはどうしたらいいか」など、色々なお話をしていただきました。
とても丁寧にお話しされていて、内容はとても分かりやすく、糖尿病というものが感覚的にとても身近に感じることが出来ました。
様々な角度から診療されているようで、とても頼りになる先生だと感じました。

 

第一回セミナー院長当医院の院長は歯周病についてお話しでした。
食欲は人生の最後まで残る欲求です。
おいしく食事を食べるには丈夫な自分の歯が大切です。
歯周病はどういったのものなのか、どうしたら予防、治療出来るのか、自分の歯を失わないためにどうしたらいいかというお話をさせていただきました。

 

 

第一回セミナー石田歯科衛生士の石田からは同じく歯周病についてお話させていただきました。
詳しい説明の院長とは変わって、患者さんにより近い立場で歯周病についてお話させていただきました。 内容は歯周病は歯を失うだけでなくて、全身的な病気ととても関連していること、様々な病気が起こらないように、事前に止めておく事の大切さなどです。

 

 

今回、地域医療の連携として、医師と歯科医師、歯科衛生士それぞれの立場で糖尿病と歯周病について学んだわけですが、診療中ではなかなかお話しできないような詳しいお話が出来て、とても有意義な時間になったと感じました。
患者さんから色々な質問があり、みなさんが歯周病や糖尿病について関心を持っていただけたのではないかなと、うれしく思います。
患者さんからはもっとこういうお話がいろんな人出来たらいいですねとお言葉を頂きました。
歯周病や糖尿病、この二つの病気に限らず、医師や歯科医師、専門家がそれぞれ独立して医療に当たるのではなく、チームとして患者さんの健康を守っていく必要があるのだと再認識しました。
第二回の開催も考えておりますので、ご興味がありの方はどなたでも気軽にご連絡ください。

高岡歯科医院 歯科医師:高岡 佑

■第2回医療連携セミナー:高脂血症、介護と仕事の両立

2018年9月28日
当院待合室にて、第2回医療連携セミナーが開催されました。
「みたかヘルスケアクリニック」院長の内科医福島偉先生、当院の患者さまでもいらっしゃる「株式会社ウィッティー」代表取締役社長の井手聡太郎さまからお話をいただきました。熱のこもった講演に参加された方々からのご質問も多く、当院演者のお話しする時間がなくなり次回に持ち越しとなるほどの盛り上がりでした。

第二回医療連携セミナー福島先生福島先生の演題は「高脂血症について」でした。そもそも高脂血症とはどのような状態なのか、検査値をどう判断すればいいのか、食と運動を織り交ぜて日々の食生活や日常の生活上の注意点などをわかりやすく平易な言葉でご説明いただき、参加された方から「来てよかった」とお声もかけていただけました。

 

 

 

第二回医療連携セミナー井手様株式会社ウィッティー」代表取締役社長の井手聡太郎さまの演題は「介護と仕事の両立、お役立ち情報」でした。当院に通院中の方で、介護関係のお仕事をされていらっしゃることをお聞きして講演をお願いしたところ快くお受けくださいました。
ご自身が奥様の介護のために長年お勤めされておられた会社を退職して気づいたこと、退職前に知っておけばよかったこと、今まで縁のなかった介護を始めて気づかされた事々など、ご自身の体験に基づいたお話でした。現在はその体験と知識を北は北海道か九州まで色々な場所で講演をされるお仕事をされておられます。

参加者の中には介護の真っただ中にいらっしゃる方もおられ、「介護と仕事の両立に不安を抱えていませんか?」「介護予備群の親と子間でどんな内容の話し合いを事前にしておいたらいいのかご存じですか?」の問いかけに一同耳をすませる場面もあり、興味深いお話しでした。

高岡歯科医院 歯科医師:高岡 佑

 

 

 

 

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