30代女性「奥歯の銀歯がとれた」セラミックの詰め物に入れ替えた症例

2024.06.24

治療前

右上第二大臼歯(右上7番)に詰めてあった銀歯が取れたとお見えになられました。取れた銀歯を適合状態を確認するため歯に戻した状態です。

レントゲン写真からは銀歯の周囲に大きな虫歯は確認できませんが、手前の歯との間に虫歯が確認できます。

治療後

銀歯の下にあった虫歯と手前の歯との間にあった虫歯を取り除き、セラミックの詰め物(e-Maxインレー)を入れて治療が終了しました。

その他

セラミック治療から10年が経過した状態です。今回の治療後に手前の歯3本の銀歯もセラミックに入れ替わっています。

治療後10年が経過していますが、歯に異常は見られません。

年代と性別 30代・女性
はじめのご相談内容 右上第二大臼歯(右上7番)に詰めてあった銀歯が取れたとお見えになられました。
診断結果 拝見すると取れた銀歯の下と周囲に虫歯があり、また手前の歯との間にも虫歯が見つかりました。
虫歯の大きさや深さから詰め物を入れ替える必要があると判断しました。
行った治療内容 虫歯除去とその後に詰め物を入れ替えるご提案をしました。
詰め物の選択肢とし今までと同じ銀歯、プラスチック、自己負担になる金合金、セラミックをご紹介しました。
以前の他の歯の銀歯をセラミックに入れ替えた治療で、口の中から金属色がなくなり美しい歯に戻ったことをお喜びになっておられたため、今回もセラミックの詰め物をご希望されました。
初日に虫歯除去後に仮の歯をお入れしました。
次回のご予約で歯型をお取りし、その次にセラミックの詰め物(e-Maxインレイ)を歯に接着して治療が終了しました。(治療後の画像)
このケースのおおよその治療期間 3回
おおよその費用 101,190円(仮歯を含む1本)
現在の様子 お口の中から銀歯を少しずつ白い歯に入れ替えていきたいとのお考えがあり、今回は取れた部分だけをセラミックに置き換えました。この治療から4年後に手前3本の銀歯もご希望により同じセラミックに入れ替わっています。
治療後から現在まで10年間に食生活や日常の問題はみられていません。
治療のリスク ・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
クリニックより 今回お入れしたセラミックはe-Maxというガラスセラミックです。光の透過性があり歯と似た雰囲気と色調を再現できるため、自然感と美しさ、そしてそれが何年も長続きする特徴があります。
一方でガラスという名称がついているように美しさと引き換えに稀に欠けたり割れることがあります。
そのため金属性の詰め物より多少厚みを持たせる必要があり、すでに歯を削って詰め物が入っている場合を除き、歯を削る量を最小限に抑えるため症例とご希望によっては色調は劣りますがジルコニアもご紹介するようにしています。