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歯を失ってしまった方へ

失ったのは歯だけではありません

歯を失った人の感想は様々です。 「歯が1本くらいなくても支障はない」「困ったらその時に治療すればいい」「また元の状態に戻せるだろう」と考えていらっしゃる方、または親から貰った大切なものを失ってしまった、もっと大事にすればよかった、これからどうしようかと思っていらっしゃる方、色々な感想に日常臨床で出会います。それぞれの方々のお考えや価値観の違いですから、どちらが正解というものではありませんが、共通してご理解いただきたいことがあります。

小さなことと楽観視されず、歯を失うことは次の大きな問題の予兆に過ぎないという事をご理解いただきたいと思います。その歯を失った原因が除去できていなければ、同じ理由でまた次の歯を失ってしまう危険性が未だ潜んでおり、歯を失くすのが1本では済まないことも往々にしてあるのです。
さらに歯が抜けてから抜けっぱなしの状態で放置することは最悪の選択肢です。もしも歯を補うことを怠ったら、残された歯に負担がかかり歯の寿命が縮まってしまいます。他にも、かみ合わせに狂いが生じて全身のあちこちに症状が出るようになります。
今のことだけでなく、これから先のことも大切にしたいと当院は考えています。

医療には限界があります。長い期間、歯を失ったまま生活していて噛み合わせがズレてしまえば、治療期間が長引くだけではなく、もう元の状態に戻せなくなってしまう可能性が高くなります。「特に今は不便を感じていないから」とおっしゃらずに、ご自分の幸福な将来のためにも、失くした歯を補う選択肢を一緒に探していきませんか。
今の問題でなくこれから先も食べること、おいしいと感じる幸せ、ふと頭の隅に湧き起こる歯の気がかりなど歯のことを忘れる日々をお送りいただきたいと思います。

残存歯に負担がかかったままだと将来どのようなリスクがあるか?

なくした歯を補うには?

ただでさえ歯を失くして落ち込んでいるのに、さらにその治療でストレスが溜まるのは我慢ならないことだと思います。そして一体どの治療法が自分に適しているのか? その治療から何を手に入れることができて、どんなデメリットが生じるのか。きっと不安を抱いていらっしゃることと思います。
こんな状態で大事な決断を迫られれば、誰でも迷いや困惑があって当然です。しかし、だからと言って周りの人の噂や、歯医者さんの考え方だけで決めてしまってはいけません。その方にとって優先したいことは何か、残った歯の状況や生活状況など、人によって最適な治療法は異なります。各々の治療法のメリット、デメリットを比較しながら、治療結果一緒にご相談していきましょう。だけでなく「何が最善の選択肢なのか」を歯科医師と共に考えていく過程が大切だと考えています。あなたにとって納得ができ、満足できる方法がきっと見つかると思います。

義歯の選び方

入れ歯

「入れ歯とはこんなもの」と諦めていませんか?
入れ歯に関する悩み事と言えば「異物感が嫌だ」「喋りにくい」「針金が見えるのが嫌だ」「入れ歯が当って痛い、すぐ外れてしまう」というお声をよく耳にします。
しかし治療に期間をかければ食べられる・痛くない入れ歯も夢ではありません。基本的にはどんな方にも適用できる治療法で、取り外しができる分、日々の掃除が楽にできるメリットもあります。入れ歯には色んな種類がありまた以前よりは進化もしておりますので、前述したお悩みを解消できあなたに合った入れ歯ときっと出会うことができると思います。

入れ歯

ブリッジ

歯を失くしたことで上手く噛めない、ものがよくつまる、そんな思いはありませんか。昔のように硬い物でも何でもおいしく食べたい、元の歯の様に異物感がないものがいい、そのご希望は条件が合えばブリッジで叶うかもしれません。
一方でブリッジに関する不満には「健康な歯を削りたくない」「ブリッジを支える歯がいずれ弱ってしまう」というお声があります。たしかに残された歯にかかる負担が大きくなるため懸念点はあります。しかしブリッジの弱点を補う治療方法もあります。入れ歯と違って誰でも適用できる治療法ではありませんが、場合によってはブリッジが適している方もいらっしゃいます。
要約すると、こうしたご不満や問題点、逆にメリットなどを症例に応じて判断していくことが大切であり、ご自分の歯や食生活を将来に渡ってどうしていきたいのかというお考えに合った選択肢が何なのか、その視点でご相談して参りたいと思います。

ブリッジ

インプラント

食べることは楽しいことです。その楽しみを脅かす歯の喪失、いざ自分の問題となるとご不安やお悩みがあることでしょう。人生も人の身体も消耗と補給の繰り返しです。疲労で消耗すれば睡眠と栄養で補給し明日につなげる、その繰り返しです。
しかし補給を怠ればじり貧になり、それなりの人生、それなりの食生活になってしまいます。ですが補給を行い失った歯の代わりに噛むことができれば回復できることなのです。新しい治療法としてだけでなく、噛める能力の高さなど歯に近い効用から失った歯の代用として近年注目されているのがインプラントです。しかしその期待と裏腹に不安や疑問もよく耳にします。

インプラントで治療前によく「手術が怖い、痛いのでは?」「長持ちするのか」というお声を聞きますが、同じ方が別な歯を失った時に再度インプラントをご希望の方が当院では多くみられます。術前の想像と術後の実際の違いだけでなく、ご自分の歯のように違和感なく噛めて食べる楽しみを維持できることを体験されたからだと思います。
一定の条件が揃わないと治療を受けられない制約がありますが、他の歯の延命に貢献するなどメリットもあります。人によって異なっている、どんな食生活をお望みなのか、気になる事柄・回復したい事柄、色々なご希望をお伺いして、他の治療選択肢と共に正しくインプラントをご理解いただいた上で治療をお受けになられることをお勧めいたします。
おいしく頂ける毎日まで私たちがサポートさせて頂きます。

インプラント

セカンドオピニオンをお考えの方へ