詰め物・被せ物の種類

詰め物、被せ物には材質だけでなく治療方法が異なる、また保険と自費にも別れいくつかの選択肢があります。
一概にどの選択肢がいいというものはなく、ご自身のお考えや価値観によって最適な選択肢が変ってくると考えています。
そのため、私たちはそれぞれの特徴やメリット・デメリットをご説明して、正しい情報の元にお考えいただくことが使命だと思っております。

保険治療の場合は保険の定められた範囲内に収める必要があるため、詰め物や被せ物の治療や作製にかけられる材料、時間、手間には制限がああります。その制限により歯の本来の自然な見た目、かみ切る・すり潰すなどの機能、かみ合わせなどを元の歯と同じように取り戻したり、低下した機能の改善をすることが十分には叶えられない場合があります。 そして制約された範囲内では治療精度が劣るため虫歯の再発には不利に働き、残念ながら予防的ではない側面もあります。

自費治療は費用負担が大きい反面そういった制限はないため、美しさだけでなく病気の予防的、機能的に最も有利な方法が選択できるようになります。単なる見た目と材質の違いではありません。
しかし当院は決して保険治療を否定するものではありませんし、ご希望により多数実施しております。
それぞれのメリット・デメリットをご理解の上ご判断いただきたいと考えています。

セラミックス

ジルコニア

ジルコニア

強度が高いため白い材質の中では歯を削る量が少ない点が利点です。
プラーク(歯垢)の付着が少ないため、虫歯や歯周病予防にも有利に働きます。
ただしテカリがある人工的な白っぽい色調をした材質的のため、あまり前歯には適さず主に奥歯で使われます。
作り方によって2種類あり、料金表の後者は虫歯と歯周病など歯の寿命に関わる治療精度、色合いが前者に比べて多少向上しています。

奥歯インレー(詰め物) ¥43,750/本
奥歯インレー(詰め物) ¥89,660/本
奥歯クラウン(被せ物) ¥45,180/本
奥歯クラウン(被せ物) ¥108,780/本

ジルコニア症例

ポーセレン前装冠

ポーセレン前装冠

七宝焼きのように下地の金属の上にセラミックスを焼き付け、金属の強度とセラミックの美しさを兼ね備えたものです。
歴史的に古いタイプに属し、金属とセラミックスという異種のものが共存するため稀に壊れることがあるため近年はあまり使われなくなってきています。詰め物に用いることもありません。
治療精度が良いため虫歯や歯周病などを防ぎやすく、歯の寿命の面では優れています。

前歯・奥歯クラウン(被せ物) ¥139,030/本

e-max(オールセラミックス)

e-max(オールセラミックス)

奥歯の部分的な(小さな)虫歯治療で詰め物として用いられます。
ガラスのような光の透過性があるため、残った歯質の色調を反映して治療の痕跡がわからない程の自然な白さが魅力です。
見た目と耐久性を兼ね備えています。
治療精度が良いことと金属製のものよりプラークが付きにくいため、虫歯や歯周病に強いことも利点です。
詰め物としては最良の選択肢といえるでしょう。

奥歯インレー(詰め物) ¥99,070/本
奥歯アンレー(部分的被せ物) ¥110,800/本
奥歯クラウン(被せ物) ¥120,880/本

e-Max症例

カタナ(オールセラミックス)

カタナ(オールセラミックス)

色調が劣るが強度が高いジルコニアを下地にしてその上に色調の美しいセラミックスを焼き付けた2層構造のオールセラミックスです。
美しい見た目と優れた強度の両立が特徴です。
治療精度が良いこととセラミックスの特徴であるプラーク付着が少ないことで、虫歯などの病気の再発や防止に有利です。
詰め物には用いられていません。

前歯・奥歯クラウン(被せ物) ¥130,230/本

カタナ症例

セルコン(オールセラミックス)

セルコン(オールセラミックス)

カタナ(オールセラミックス)と同じくジルコニアの上にセラミックスを焼き付けたものです。
構造も特徴も全く同じですがカタナとの違いは作製上の材料とプロセスに妥協をしていない点です。
自然な歯を演出しながらも治療精度が高いため、虫歯や歯周病に強く歯の寿命の延長に貢献できる最良の被せ物です。
詰め物には用いられていません。

前歯・奥歯クラウン(被せ物) ¥144,090/本

セルコン症例

金属系

PGA(白金加金)

PGA(白金加金)

一般的に金歯と呼ばれているものです。 当院ではバイオメタルと呼ばれる金属アレルギーを起こしやすい金属が含まれていない金合金を使用しています。
見た目から一般的には好まれない傾向にありますが、非常に優れた特徴があることも事実です。
〇かみ合わせバランスに最適:金と白金を主成分に持つため歯と同じ硬さに調整でき、他の天然歯との硬さの調和に優れています。
〇耐久性がある:金属色が難点ですが、耐久性が高く特に歯ぎしりなどの強い力を歯にかける方には最適で歯に優しい材料です。
〇虫歯や歯周病予防に最適:治療精度が高く歯とピッタリ合うため虫歯と歯周病予防に適しており、歯の寿命に貢献してくれます。
〇歯を削る量が少ない:金属であるため薄くても壊れない強度があり、歯を削る量を最小にできることも利点です。
あまり目立たない場所の奥歯治療にお勧めしています。

奥歯インレー(詰め物) ¥100,050
奥歯アンレー(部分的被せ物) ¥110,720
奥歯クラウン(被せ物) ¥124,120

金合金症例

金銀パラジウム合金(銀歯)

金銀パラジウム合金(銀歯)

保険適用のため治療費が安価なのが最大の利点です。
金属色である点は難点ですが保険のコンポジットレジン(プラスチック)より強度があるため奥歯の治療に用いられます。
しかし天然の歯より硬い材質であるため噛み合う歯を摩耗させること、また治療精度が劣るので虫歯や歯周病には不利に働きます。
銀歯が外れたら中が虫歯だったというご経験をお持ちの方が多い理由です。
また名前の通りパラジウムを保険のルールで配合しなくてはならず、金属アレルギーのリスクも懸念点です。

奥歯インレー(詰め物)、奥歯アンレー(部分的被せ物) 保険適用

ハイブリッドセラミックス

一般的なプラスチックよりは強度と耐久性が若干優れているものの、セラミックや金属に比べると強度と色調が劣り、特に奥歯ではまだ強度と耐久性不足が否めません。
そうした理由から前歯を除き奥歯ではお勧めしていません。

前歯・奥歯詰め物 ¥14,940/本
奥歯詰め物(中) ¥16,590/本

コンポジットレジン(プラスチック)

強度が弱いため大きな虫歯や被せ物には適しておらず、小さな虫歯の治療の用いられます。見た目が歯と同系色で目立ちにくく、歯型を取る必要がないため治療が1日で終わる点が利点です。
材質的には強度不足、耐久性不足であり、欠けたり摩耗して噛み合わせが狂う、変色するなどが起こる傾向にあります。
その結果、再治療が必要になることやその度にまた歯を削ることが欠点です。
当院では前歯の治療、奥歯の噛み合わせに大きく関係していない小さな虫歯の治療にお勧めしています。

前歯・奥歯詰め物 保険適用

コア(歯の土台)

コア

神経を取った歯は強度が落ち、乾燥して割れやすくなるため、補強のために歯の中に土台を入れます。
その土台となるのがコアです。
材質によりメタル(金属)コア、レジン(プラスチック)コア、ファイバーコアの種類があります。

ファイバーコア

ファイバーコア

写真左の金属製の土台と比べ、写真中央のファイバーコアは歯を長持ちさせることができます。
グラスファイバーの弾力性によって歯と同じようにしなり、歯質より硬い金属のように歯の内側から歯を押し割るリスクをかなり軽減できるからです。さらに、歯に無理な力がかかった時、歯の代わりに壊れることで歯を破折から守ってくれることもあるなど、弱くなった歯の強度を適度に向上させるには現在では最も優れた治療法です。
色調も歯と同系色なため、上に被せる人工歯の色調を邪魔することがない点も利点です。
また金属の種類によってはサビて金属イオンが歯や歯茎に付着して黒ずんで見えるメタルタトゥー(金属の入れ墨)が起こることがありますが、ファイバーコアーは金属ではないためその心配がいりません。

ファイバーコア ¥30,000/本

レジンコア

プラスチック樹脂と金属製のネジを用いた土台です。
被せ物に透明感のあるものを使用する時、土台自体が白いので自然感が出ることと治療費が安価なのがメリットです。しかし、歯に埋め込む部分が金属製のネジになるため、歯を割るリスクは若干ファイバーコアより高い傾向にあります。

レジンコア ¥8,730/本

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