40代女性「銀歯を白い歯に入れ替えたい」銀歯をセラミックに入れ替えた症例

2024.07.08

治療前

銀歯を白い歯に入れ替えたいとお見えになられた時の上顎の状態です。

銀歯を白い歯に入れ替えたいとお見えになられた時の下顎の状態です。

治療後

右上第一・第二小臼歯(右上4・5番)の銀歯をセラミックに入れ替えてしばらく経過した状態です。お茶など色素の入っている飲料を日常的に摂取されるため一般的な方より境界線(セメント)部分に着色が見られえます。

左下第二小臼歯・第一大臼歯・第二大臼歯(左下5・6・7番)をセラミックに入れ替えてしばらく経過した状態です。

その他

治療から6年が経過した上顎の状態です。治療当初の状態を維持されています。

治療から6年が経過していますが、きれいな歯のまま変わっていません。

年代と性別 40代・女性
はじめのご相談内容 銀歯を白い歯に入れ替えたいとお見えになられました。
その理由は以前右上7番の銀歯が取れた時に内部に虫歯があったことと、右上6番銀歯と歯の境目に虫歯ができて虫歯治療後にセラミックの詰め物に入れ替えた経緯があり、同じことが現在残っている銀歯周囲に起こっていないとご心配されていらっしゃったことでした。
診断結果 拝見するとお口の中に7本の銀歯が入っていました。銀歯と歯の境目に多少の引っかかりがあるものの見た目やレントゲンに写るほど大きな虫歯は確認できませんでした。
しかし以前のように銀歯内部の虫歯はないとは断言できないことをご説明しました。
行った治療内容 過去に銀歯周囲に虫歯があったことと、銀歯を白い歯に入れ替えたいとのご希望により虫歯が見つかった右下4番と共に左上7番を除く銀歯5本を外しセラミックに入れ替えることご相談の上に決まりました。
他の治療選択肢もご紹介しましたが、右上奥歯2本を以前にセラミックの詰め物に入れ替えた経緯から、同じ治療をご希望されました。
今回治療予定が右上、左下、右下と3ブロックに場所が分かれているため、ブロック毎に虫歯治療と歯の整形後に歯型を取りセラミックの詰め物(e-Maxインレー)に入れ替えていきました。(治療後の画像)
このケースのおおよその治療期間 約2か月半、7回
おおよその費用 608,460円(仮歯を含む6本)
現在の様子 銀歯の下から初期の虫歯が数本見つかり進行を止められたことで虫歯が大きくなる前に治療が出来ました。
治療後も食生活や日常の問題はみられません。
治療後6年が経過していますが変化はなくきれいな状態が維持できています。
治療のリスク ・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
クリニックより この時点では左上4・5・6番のプラスチック、左上7番の銀歯に不安が残っています。プラスチックの1本に中央にヒビが入っているのが確認できました。プラスチックは軟かい材料であるため強度と耐久性が劣り、また摩耗によりかみ合わせ維持に難点があるためです。この後にプラスチックが入っている3本の歯の治療をご希望になり、最後の写真ではセラミックに入れ替わっています。