30代女性「歯と歯の間に虫歯ができた」セラミックの詰め物で治療痕跡が分からなくなった症例

2024.10.21

治療前

歯科検診時に右上5番(右上第二小臼歯・画像の下から3番目)と1本奥の右上6番の歯の間にフロスの引っ掛かりが確認できました。虫歯がある可能性が示唆されたため、レントゲンを撮影し虫歯があることを確認しました。

治療後

治療7年後の画像です。セラミックでかつ精度の高い治療のため、7年経っていても美しさを保ったままです。

年代と性別 30代・女性
はじめのご相談内容 検診時に右上5番に初期の虫歯があることがわかりました。
シミや痛みなどの症状はありませんでしたが、フロスを通すと若干引っかかりがありました。
診断結果 レントゲン写真を撮ると右上5番に黒く写る小さな影を確認し、初期の虫歯を発見しました。
右上5番にはすでに前方にプラスチックが詰めてありましたが、虫歯が発生したのは後方の6番と接触している部分でした。
初期の虫歯であるため今なら虫歯を取っても大きな穴にはならず、また耐久性が劣るためいずれ治療が必要になるであろうプラスチックを外して一体化すれば詰め物が安定し外れにくくなると判断しました。(治療前の写真)
行った治療内容 虫歯だけ削りプラスチックを詰める簡便な方法、耐久性を求めて虫歯と現在詰まっているプラスチックを外して詰め物で一体化する方法をご説明いたしました。
患者様は治療するたびに歯を削ることを避けたいため、耐久性がありかつ白く美しい詰め物をご希望されましたので、セラミック(e-max)の詰め物をご提案しました。
麻酔で無痛状態になった時点で虫歯とプラスチックを取り除き、歯型をお取りし仮の歯をお入れして当日の治療が終了しました。
次のご予約でセラミック(e-max)を歯に接着して治療が終了しました。
このケースのおおよその治療期間 2回
おおよその費用 101,410円(仮歯を含む)
現在の様子 治療後も食生活や日常の問題はみられず、治療した痕跡が分からないほどの見た目の回復ができました。
治療から7年が経過していますが、美しさは維持できています。(治療後の写真)
治療のリスク ・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
クリニックより 歯と歯の間は虫歯ができやすい場所の一つです。
歯と歯が接触しているため歯ブラシの毛先が届かないからです。
これを防止するためにはフロス(糸ようじ)が必須です。
面倒とお感じになられるかもしれませんが、習慣化してしまえば意外と取り入れられるものです。
欧米の映画で時折フロスをしているシーンがでてくることがありますが、それ位欧米では当たり前の習慣になっています。
まだおやりでない方はぜひ取り組んでみてください。歯ブラシの後でもフロスを通すと意外に取れてきて驚かれるかもしれません。