50代女性「奥歯の銀歯がとれた」ジルコニアで白い歯を取り戻した症例

2025.11.03

治療前

左下第二大臼歯(左下7番)に詰めてあった銀歯がとれたとお見えになられました。とれた銀歯の内部に黒く写っている軽度の虫歯がありました。

取れた銀歯を歯に戻すと歯と銀歯の境目に多少の不適合(隙間)がみられます。その部分を中心に内部で軽度ではありますが虫歯になった様子です。

治療後

奥歯とはいっても笑い喋る時に人目に付くので金属ではなく白い歯をご希望されたため、セラミックとジルコニアをご紹介し多少歯の色調とは違っても歯を削る量を最小限にする目的でジルコニアをご希望されました。

年代と性別 50代・女性
はじめのご相談内容 左下第二大臼歯(左下7番)に詰めてあった銀歯がとれたとお見えになられました。(治療前画像)
診断結果 拝見するととれた銀歯の内部に軽度の虫歯があり、治療が必要だと判断しました。
取れた銀歯を歯に戻すと今回虫歯がみつかった場所の銀歯と歯の境目に黒く見える隙間が見えます。(治療前画像2)
銀歯は精度が劣るためよく目にする光景です。
治療の度に歯を削る必要があるため、これを回避するには治療精度が高い治療が必要だとご説明しました。
行った治療内容 虫歯になりにくく、見た目が不自然な金属以外の選択肢をご希望されたため、セラミックとジルコニアをご紹介しました。
セラミックは最も綺麗な見た目を回復できますが、ジルコニアより若干歯を削る量が増えるため、今回は多少見た目が多少不自然でも歯を削る量が少ないジルコニアにご相談の上決まりました。
初日に虫歯除去後に深い部分をプラスチックで埋め、歯型を取って仮の歯を入れました。
次回のご予約でジルコニアを歯に接着して治療が終わりました。(治療後の画像)
このケースのおおよその治療期間 2回
おおよその費用 92,950円(仮歯を含む)
現在の様子 治療後も食生活や日常の問題はみられず、左下の歯から銀歯がなくなり白い歯に戻りました。
今後は定期検診とメンテナンスでご一緒に維持して参るつもりです。
治療のリスク ・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、ジルコニアが割れる可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
クリニックより 虫歯が深いケースやすでに深く削ってあるケースでは見た目がよいセラミックも選択肢の一つですが、今回のケースでは虫歯が深くなく以前の治療でも深く削っていなかったため、色調はセラミックより多少劣りますが歯を削る量が少ないジルコニアを選択しました。
このケースでは他には金合金も適していますが、見た目を重視されていたため選択外となりました。