50代女性「右上奥歯の銀歯詰め物がとれた」虫歯治療後白いジルコニアを詰めた症例

2023.09.23

治療数年前

治療前

治療前

治療中除去時

 

治療中(整形時)

治療中形成

 

治療中(仮の歯装着)

治療中Tek

 

治療後

治療後

 

年齢と性別 50代・女性
ご相談内容 右上の歯(右上7番)の銀歯詰め物がとれたとお見えになられました。
カウンセリング・診断結果 拝見すると右上7番に詰めてあった銀歯が外れており、元入っていた銀歯と歯の境目が黒く変色していました。(治療前の写真)
銀歯と歯の不適合が原因で起こったもので、黒く変色していた部分は汚れや軽度の虫歯だと判断しました。
行ったご提案・治療内容 今後の虫歯予防の観点から歯と合っていない取れた銀歯を再接着するメリットがないため、虫歯を除去した後に作り直すことをご提案いたしました。
詰め物の範囲が噛み合わせ部分に広く渡るため、長期にわたって噛む力に耐える強度が必要です。その観点からプラスチックは条件が悪く、同じ銀歯、セラミック、ジルコニア、金合金をご紹介いたしましたところ、ご本人は今までの銀歯では同じことが起こる可能性があるためジルコニアをご希望されました。歯の傷んだ場所を取り除き、歯の整形後に歯型をお取りしました。(治療中の整形時写真)当日は仮歯をお入れして終わりました。(治療中の仮歯写真)
次のご予約時に出来上がってきたジルコニアを歯に接着して治療は終了となりました。(治療後の写真)
治療期間
治療回数 2回
費用目安 92,950円(仮歯を含む)
術後の経過・現在の様子 治療後も食生活や日常の問題はみられません。虫歯が進行する前に治療ができてよかったとお喜びいただけました。
治療のリスクについて ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
クリニックより 以前にお越しになられていた時の写真ではここまでの不適合は確認できず、レントゲン写真に写る程度の虫歯でもありませんでした。銀歯全体に言えることですが治療精度が劣ることは将来の問題となることを改めて知らされます。この問題を解消するためには歯とピッタリ合う人工物の治療精度が大切ですが費用との兼ね合いもあり難しい問題でもあります。

ジルコニアなど詰め物・被せ物の種類や特徴はこちらをご参照ください。