60代女性「左上奥歯が時々変に感じる」虫歯治療後に金合金で治療した症例

2023.09.23

年齢と性別	60代・女性
ご相談内容	左上の奥歯（左上6番）が時々変に感じるとお見えになられました。
カウンセリング・診断結果	拝見すると左上奥歯には詰め物と被せものが入っており、肉眼的には問題はみつかりませんでしたが、レントゲンを撮ると左上6番の手前側の詰め物と歯の境目に黒く写る虫歯が見つかりました。（治療前写真とレントゲン）
行ったご提案・治療内容	詰め物を外して虫歯を取り除いた後詰め物を作り直すことをご提案しました。作り直す詰め物は銀歯、以前と同じ金合金、セラミックの選択肢があることをご説明しました。治療方針への同意が得られ、見栄えより強度と耐久性、虫歯になりにくい治療精度をご希望になられましたので、同じ金合金を選択されました。 詰め物を外し虫歯を取り除いた後、一部深い場所をプラスチックで埋めた後に歯型をお取りして仮の歯をお入れして初日の治療が終わりました。次のご予約時に金合金の詰め物を歯に接着して治療が終了しました。（治療後の写真）
治療期間
治療回数	2回
費用目安	114,010円（仮歯を含む）
術後の経過・現在の様子	治療後は変だとおっしゃっていた症状はなくなり、よく噛めるとお喜びいただけました。食生活や日常の問題はみられません。
治療のリスクについて	・治療中や治療後に痛みを伴う場合があります ・装着に際し、天然歯を削る必要があります ・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
クリニックより	この方は食いしばり癖をお持ちの方であるため、他の方より歯にかかる力が強い上にその頻度も高いことが確実です。このような場合はセラミックの美しさや自然感がなく審美的には劣りますが、金合金の持つメリットは高いと考えています。 治療から2年が経過した状態では特段の変化は見られず、今後も経過観察を続けさせていただく予定です。

治療の詳細は下記をご覧ください。
無意識の噛みしめや食いしばり・歯ぎしりと対応
金合金（PGA）など詰め物・被せ物の種類や特徴