前歯が茶色くなっている歯を他の前歯と同時にホワイトニングで白くできる?

歯をぶつけて歯の神経が死んだ場合や、虫歯の進行で歯の神経を取り除いた場合に歯が変色することがあります。
人の身体は組織が生きていれば健康色を保てますが、死んだミイラの肌が茶褐色に変色するのと似ています。
こうした原因で起こった変色は歯の内部の変色が原因であるため、歯の表面のクリーニングや頑張って歯磨きしても残念ながら改善はできません。
さらに通常の歯の表面からのホワイトニングでもあまり白くならないことが多いのです。
変色原因となっている歯の内部の色素を脱色しなければ歯を白くすることはできないのです。
変色、歯の色が悪い、ホワイトニング
それが歯の内部からの漂白(ウォーキングブリーチ)で変色を改善・軽減する方法です。
歯の神経治療を行う際に開いた穴の中に漂白剤をいれて蓋をする治療を1週間に1回、約1か月程度で歯の漂白(歯が白くなる)を行う治療です。
治療効果は変色原因の色素の種類や変色の程度などにより人様々です。隣の歯と見分けがつかないほど白くなるケースがあれば、あまり白くならないケースもあります。

周りの歯もホワイトニングされたい場合は、その治療の進め方が2通りあります。
・最初にウォーキングブリーチを行って改善できる色調に合わせて周りの歯をホワイトニングされる方法。
・ウォーキングブリーチで改善できた色調に満足できないのであれば周りの歯をホワイトニングされて周りの歯の色調に合わせた人工の歯を入れる方法。
どの方法にしても最初にウォーキングブリーチをされ、その結果でお考えになられてはいかがでしょうか。

ウォーキングブリーチの方法や効果、リスクなどの詳細、ウォーキングブリーチで期待した程度の漂白が得られなかった場合の対処法は下記の記事をご覧ください。
歯を内部から白くするウォーキングブリーチ