ホワイトニング

ホワイトニングと歯のクリーニングの違い

ホワイトニングと歯のクリーニングの違いは、歯自体の変色改善目的で歯を漂白するのか、それとも歯表面の変色改善目的で歯をお掃除するのかという点です。歯の変色原因が歯表面なのか歯の内部なのかによって変わってくるものだとお考え下さい。

お茶やコーヒー、タバコ、ワインなどの着色や汚れなどが歯の表面につき、それらが原因んで歯が変色している場合、歯表面を特殊な薬剤や器具で磨いて綺麗な歯を取り戻すことをクリーニングといいます。
一方で歯は年齢と共に黄ばんできます。歯の内部の象牙質という歯質が経年変化によって変色してくるためです。内部の変色であるためこの変色は歯の表面だけのクリーニングでは落とすことができません。そのため歯を削らずに、歯の内部にまで浸透する漂白剤を用いて歯自体を白くする方法をホワイトニングと呼びます。 変色の場所によってこの2つの審美治療を使い分けたり併用することで綺麗な白い歯を取り戻すことができます。

ホワイトニングの種類

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニングです。ホームホワイトニングに比べると強い薬剤を使用するため、大抵は1回の施術で白さを実感していただけます。1回の施術時間は1時間ほどで、治療中や治療後の痛みはありません。

ただし、短時間でホワイトニングを行うため、透明感や白さの持続性が若干劣る傾向にあります。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングはご自宅で行うホワイトニングのことで、専用のマウスピースを使用していただきます。オフィスホワイトニングよりも弱い薬剤を使用するので、白さを実感するには3~4週間ほど毎日のように実施する必要があります。しかし歯の内部まで白くなっていくため、ホワイトニング後の歯は自然な仕上がりになります。

ホワイトニングができないケース

ホワイトニングは天然歯を白くすることはできますが、詰め物や被せ物の人工歯を白くすることはできません。天然歯と人工歯との色調の調和が崩れてしまいそうな場合は、ホワイトニングを行った後に補綴のやり直しが必要になることもあります。

また、薬剤や金属による歯の変色はホワイトニングでは白くすることができません。ただ、神経の無い歯の変色であれば、ウォーキングブリーチという方法で歯の内部から白くすることができます。ホワイトニングが適用できるのかどうか、お悩みの場合はお気軽にご相談いただければと思います。

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