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30代男性「真横に生えている親知らずと手前の歯の間にいつも食べ物がつまって不快」親知らずの抜歯で虫歯不安と不快感を解消した症例

2023.08.17

治療前

 

治療前治療前レントゲン

治療後

 

治療後治療後レントゲン

治療7年後
7年後7年後レントゲン

 

年齢と性別 30代・男性
ご相談内容 この親知らずと同様に横に生えていた反対側の親知らずと手前の歯の間に虫歯ができた経緯から、食べ物がつまるこの歯にも同じことが起こる可能性があり、まだ虫歯になっていない今、抜歯をして虫歯を予防したいとのお考えにより親知らずの抜歯をご希望されました。(治療前写真)
カウンセリング・診断結果 親知らずが真横に生えているため、歯の生えている方向からどれだけ待っても正常に生えることはなく、この状態がこれから先も続くことが確実です。 食べ物が詰まる以上虫歯になるのは時間の問題と考えられるため、手前の歯に虫歯がない現時点での抜歯は妥当だと考えました。
行ったご提案・治療内容 通常の抜歯は生えている方向に抜くのですが、抜歯する方向が手前の歯に当たるため手前の歯を傷つけずに抜歯することはできません。そのため、親知らずを2分割して順番に抜歯する方法をご提案しました。

ご了解が得られたので、歯茎の下に真横に生えている親知らずを抜歯するため、歯茎を切開して親知らずの頭部分と根の部分に切断分割しました。次いで頭部分を最初に抜歯し、抜歯で空いたスペースに根の分を引き出し、根の部分も抜歯する方法をとりました。
抜歯後は感染予防処置と糸で縫って当日の治療は終了しました。術後は抗生物質と消炎鎮痛薬の服用と安静により感染予防に努めていただきました。翌日と3日後の消毒、1週間後に糸を抜き治療は終了しました。(治療後の写真)

治療期間 約1週間
治療回数
費用目安 保険の一部負担金
術後の経過・現在の様子 麻酔が切れた抜歯当日の夕方の時点で発熱や痛み、出血等の問題はなく、しびれもなく神経損傷もありませんでした。 翌日以降も日常生活上の支障はなく、通常の生活をお送りになっておられました。
糸を抜く時点ではほとんど抜歯前に戻り、一月ほどで歯茎もほぼ元通りになりました。
治療のリスクについて ・外科処置後に腫れ、出血が続く場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
クリニックより 親知らずを抜くと痛みや腫れなどで日常生活への支障を予想される方が大半ですが、当院では抜歯前からの管理や傷の少ない外科処置、術後の注意事項や管理により多くの方々から予想より楽だったとお喜びいただけています。
術後7年が経過した写真とレントゲンでも異常はありません。親知らずが植わっていた部分の骨の穴は回復した骨で満たされています。

 

詳細は下記をご覧ください。
親知らずの抜歯