40代女性「左下奥歯の銀歯詰め物がとれた。白い歯にしたい」セラミックで治療した症例

2023.09.17

治療前1

 

治療前U治療前L治療前XP

治療後1

治療後1U治療後1L

治療前2

治療前2

治療後2

治療後2

治療8年後
8年後U8年後L

 

 

年齢と性別 40代・女性
ご相談内容 左下の奥歯(左下6番)の銀歯詰め物がとれたとお見えになられました。(治療前1の写真)
カウンセリング・診断結果 拝見すると銀歯は歯には入ってはいましたが、左下6番に詰めてあった銀歯が外れており、内部に虫歯がありました。銀歯と歯の境目から虫歯が奥に進行して接着力が弱まった結果取れてこられたと判断しました。
行ったご提案・治療内容 虫歯を取り除くと歯の形が変わるため、その外れた銀歯を再度接着することは虫歯予防の観点や外れやすさからお勧めはできません。そのため新たに詰め物を作り直すこと、そして白い詰め物をご希望になられていたためセラミック(e-max)をご提案しました。

銀歯がとれた原因が歯との不適合であり、また右下7番に詰めてあるプラスチックが劣化していることをご説明したところ、不安のある歯の治療と口の中の金属をセラミックに交換したいとのお考えでした。ただしすべての銀歯となると費用面の問題があるため、ご相談の上本数を絞って治療を行うことになりました。

治療中の歯では噛むことを避けていただきたいため、左右同時の治療は避けて片側ずつ治療を進めていきました。最初は最もお困りがあった左下6番、次いで右上5・6・7番、右下7番の詰め物を外し、歯型を取り、仮の歯を仮付けし、その次のご予約でセラミックを歯に接着をしていきました。そしてすべての治療が終わりました。(治療後1の写真)

治療が終了して3か月後に右下6番の銀歯が同じようにとれたとお見えになられました。とれた原因は最初の時と同じで銀歯が歯にピッタリ合っていないことが原因でした。度重なる銀歯のトラブルから右下の2本の銀歯もセラミックに入れ替えたいとのご希望があり、前回同様の治療を行いました。(治療後2の写真)

治療期間 最初の治療は約6か月、後の治療は約1か月
治療回数
費用目安 最初の治療417,130円(仮歯を含む5本)
後の治療202,820円(仮歯を含む2本)
術後の経過・現在の様子 ご希望の銀歯が白い詰め物に変っただけでなく、虫歯を初期のうちに治療できたことがよかったと考えています。治療後も食生活や日常の問題はみられません。
この後も他の歯の治療にお越しになられましたが、現在定期検診とメンテナンスで維持しておられます。
治療のリスクについて ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
クリニックより この時の治療は主に右の上下の歯の治療でしたが、その後左上下の歯の治療もご希望になられたため、現在はお口の中から銀歯が姿を消しています。この方のように長期の治療目的をお決めになられ、その都度その目標に向かって部分的に治療を重ねていく方法を実践される方がいらっしゃいます。
現在治療後8年と年数の経過に伴いお茶やコーヒなど色素を含む飲食頻度が多いため歯に接着するセメントが若干変色していますがますが、歯の問題はなく日々の食生活を支えてくれています。

e-maxなど詰め物・被せ物の種類や特徴はこちらをご参照ください。