30代男性「前歯が黄ばんでいるので白くしたい」ホームホワイトニングで歯を白くした症例

2024.08.26

治療前

前歯を中心に歯が黄ばんでいるので歯を白くしたいとお見えになられた30代男性の方です。

治療中

歯型を取って模型を作り、模型上でホームホワイトニング用のマウスピースを作製します。歯の表面の青い部分は漂白剤が入るスペースです。

作製したマウスピースをお口に装着した状態でピッタリ合っているかを確認します。主に就寝中に装着するため不適合部分から液漏れが懸念されるためです。

治療後

この画像は治療から6か月経過していますが、4週間の装着で歯の色は一段階白くなりました。

年代と性別 30代・男性
はじめのご相談内容 前歯を中心に歯が黄ばんでいるので歯を白くしたいとお見えになられました。
診断結果 拝見すると多少の黄ばみがあり、検査結果から虫歯や歯周病が見られなかったため、ホワイトニング剤を使って歯を漂白することは可能だと判断しました。
行った治療内容 歯を漂白剤を用いて白くするホワイトニングにはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2通りの方法があります。
それぞれに特徴がありどちらがこの方の生活スタイルやご希望に合うかをご説明・ご相談しました。
① オフィスホワイトニング
院内で強めの漂白剤を用いて短時間で歯を漂白する方法です。
一度の治療で白くすることができるのが特徴で、ご自分では何もする必要がないため煩わしさがありません。
簡便である反面、白さの持続性や漂白効果はホームホワイトニングに多少譲ります。
② ホームホワイトニング
歯型を取ってその方に合う専用のマウスピースを作製し、主に就寝時にマウスピース内に弱い漂白剤を入れてお休みいただき、期間をかけて歯を徐々に白くする方法です。
期間と多少の手間はかかりますが、白さと持続性はオフィスホワイトニングより優れています。
また歯の位置や形が変わらない限り、後戻りした時に漂白剤だけを購入してご自分で再度ホワイトニングができるのもメリットです。
ご相談の結果、患者様はホームホワイトニングをご希望されましたので、歯型を初日に取りました。
次回にマウスピースや漂白剤の使用方法などをご説明・実際の練習を行いました。
約4週間ほどご自宅で漂白をされました。
このケースのおおよその治療期間 2回
おおよその費用 38,500円(マウスピースと漂白薬剤2本を含む)
現在の様子 6か月後の次の検診時にお口を拝見したところ、ホワイトニング直後から期間が経過していましたが、治療前より白い状態が維持できていました。(治療後の画像)
歯のシミなどの副作用もなく、歯が一段白くなり口元が明るくなりました。
今後も定期歯科検診とメンテナンスで経過を見ていきたいと考えています。
治療のリスク ・虫歯や歯周病などの病気が無い状態でしか行えません。病気を悪化させる可能性があるため、基本的な歯科治療が終わった後に行う必要があります。
・知覚過敏などが発生する場合があります。知覚過敏が出た場合は中断し、落ち着いてから再開してください。程度や経過によっては歯科医師に相談してください。
・無カタラーゼ症の方は絶対禁忌となっております。また、妊娠中や授乳中、未成年は行わないほうがいいでしょう。
・詰め物やかぶせ物は白くすることができないため、ホワイトニング後に色が合わなくなることがあります。
・人により早く白くなる方と、白くなるのに時間がかかる方がいらっしゃいます。
クリニックより オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのどちらがいいのですか?とよくご質問をいただきます。
どちらの方法がご自身のライフスタイルに合うか、どこまで歯を白くしたいか、漂白効果をご自分で確認しながら終了するタイミングをご自身で判断したか、などご本人のお考えに合った方法を選択されることをお勧めしています。