定期検診

定期検診の重要性

病気の治療はもちろん大切ですが、もっと価値があるのが「病気そのものにかからない」ことだと考えています。歯が病気になれば治療コストがかかりますし、治療しても歯は病気にかかる前の状態には戻らないのですから良いことが一つもありません。ご両親からいただいた歯を超えるものはないと思います。

天然歯をできるだけ長持ちさせるためには、年齢に関係なく、病気にならない、早期に病気を発見して被害を最小限に抑える、この継続した積み重ねが必要です。定期的に歯科検診を受け、歯の病気による被害を最小限に抑えたり未然に防いで頂きたいと思います。

定期検診のメリット

定期検診を受けることで歯の病気の早期発見と早期治療ができます。それによって重病化を防いで人生で二度と手に入らない貴重な歯の被害を少なくすることができます。また治療に関する手間や時間、費用も最小限に抑えられます。

歯科治療の目的は、病気になる前の状態に戻すことではなく、「噛む、話す、味覚を味わう」というような機能性の回復だったり、「きれいな歯並び、白い歯」などの見た目の美しさを回復するといった修理的な意味合いが強いものです。機能的にも審美的にも、天然歯より優れている人工歯はありません。今だけのことでなく、これから先のことも考えて今備えていくことが長い人生には大切だと当院では考えています。末永くご自分の歯で何でも噛めておいしく食事ができることは何にも代えがたいものではないでしょうか?

定期検診は何をするのか

虫歯の検査
お口全体の虫歯の有無や進行度合いを検査します。
歯周病の検査
歯周ポケットの検査と出血の有無、歯のぐらつき度合いの検査をします。
かみ合わせの検査
虫歯と歯周病以外に歯の寿命を左右する歯のかみ合わせ(上下の歯の噛んだ時の当たり方)の問題がないかを検査します。
かみ合わせだけではなく、歯並び、かぶせ物や入れ歯、様々な要素が歯の寿命に関わります。
レントゲン検査
虫歯や歯周病による歯と歯を支える骨に異常がないかを調べるために、必要に応じてレントゲン検査をします。隣合った歯の接触面や歯の内部、骨の状態など、肉眼ではわからない異常が発見されることがあるためです。

定期検診に行きましょう

まだ歯が痛くなっていない、何か困ったことがない状態で歯医者さんに行くのは面倒に感じてしまう方もいらっしゃると思います。しかし、天然の歯は歯科治療で元通りにすることはできません。定期検診に通う頻度は患者様の口腔内によって様々ですが、虫歯や歯周病になってしまった場合はとても短いスパンで何度も歯医者さんに通う必要があります。そちらの方が面倒で大変です。当院に定期的に検診にお見えになられる方々のお口の中はそうでない方々に比べて明確な違いを日常臨床で実感しています。いい状態を維持しておられるのです。仕事や遊びは健康であって初めて成り立ちます。食べることがその基本です。その基本を支える歯を大事にする気持ちがあるから検診という行動につながっておられるのだと思います。

また、口の中を清潔に保っているだけで全身の病気のリスクを下げることができることが最近の研究から明らかになってきているのですから、リターンは計り知れないほど大きいのです。ご自分の人生に先行投資するつもりで、ぜひ定期的に歯科検診をお受け下さい。

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