50代男性「歯と歯の間に食べ物がよくつまるので不快感があり、虫歯にならないか心配」、「昔の銀歯を少しずつ白い歯に入れ替えていきたい」銀歯をセラミックに入れ替えた症例

2023.08.10

治療前

 

治療後

 

年齢と性別 50代・男性
ご相談内容 奥歯(左上6番と7番)の歯と歯の間によく食べ物が挟まることが不快で虫歯にならないか不安があり、また口の中に昔治療した銀歯が何本か入っているが、徐々に白い歯に入れ替えていきたいとのご希望がありました。
カウンセリング・診断結果 隣の金歯(左上7番)とこの歯の銀歯の接点部分の高さが合っていないことがものが詰まりやすい原因でした。
どちらかの人工歯を作り変えて高さを合わせることで問題を解消することができると判断しました。
行ったご提案・治療内容 噛み合わせからすると手前の銀歯(左上6番)の方が低くしっかり噛んでいませんでしたので手前の銀歯の詰め物を入れ替えて奥の歯と高さを合わせることが一番合理的です。さらに銀歯は材質的に硬く他の歯との調和を乱すことと、歯とピッタリ合いづらいため虫歯にかかりやすい特徴があることもその歯の治療をお勧めした理由の一つです。
現在の問題を解決するだけでなく感じておられる将来の不安を払しょくするために、奥歯と同じ金合金の詰め物か、金属色ではなく天然の歯に色調が似ているガラスセラミック(e-max)のご提案をしました。上の奥歯で人目に触れる場所ではありませんが、当時の自然派志向と審美的志向からセラミックを体験してみたいとのお考えでした。初日に麻酔で痛みをなくした状態で銀歯を外し詰め物の材質に合わせた歯の形に整えました。同日歯型を取り、仮の歯をお入れして初日の治療は終わりました。
次回のご来院日に仮の歯を外しセラミックを噛み合わせ調整後に接着してすべての治療が終了しました。
治療期間
治療回数 2回
費用目安 101,410円(仮歯を含めて)
術後の経過・現在の様子 詰め物の高さを隣の歯に合わせたため、治療後はものはつまらなくなり食事の際の煩わしさがなくなりました。セラミックを用いたため、舌触りもよく見た目にも自然な歯に戻りました。
治療のリスクについて ・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
クリニックより 食べ物がつまることを放置しておくと、その場所には虫歯ができることが非常に多く、また詰まる場所の歯にぐらつきがでることもあります。単なる不快感だけでないため注意が必要です。
今回は初期のつまる症状で受診されたため、こうした問題はまだ起きていなかったことが幸いでした。

e-max(オールセラミック)など詰め物・被せ物の種類や特徴はこちらをご参照ください。