50代女性「銀歯が入っている歯が噛むと痛く、しみる」噛みしめ癖への対応と虫歯治療後セラミックで治療した症例

2023.09.26

治療前

4647治療前

 

治療後

4647治療後

 

治療5年後

4647治療5年後

 

年齢と性別 50代・女性
ご相談内容 右下奥歯で噛むと痛く、しみると来院されました。(治療前写真)
カウンセリング・診断結果 右下奥歯(大臼歯)2本(右下6番・7番)には歯との境目に隙間が見られる銀歯が入っていました。痛みやしみの原因として考えられるのは、銀歯の下に虫歯がある可能性と噛みしめ癖がおありのため過剰な噛む力に耐えきれない結果の2つが考えられます。
行ったご提案・治療内容 銀歯と歯が合っていないため、まずは銀歯を外し内部を確認することをご提案しました。仮に内部に虫歯がなくとも合っていない状態を続けると将来虫歯になるリスクが高いからです。
同時に夜間の歯ぎしりとは別に日中の歯同士の軽い接触や噛みしめに気をつけて症状の経過をみることをご提案しました。原因が何であれ治療して損な状態ではなかったため、ご相談の上銀歯を外してみることになりました。銀歯を外すと軽度の虫歯はありましたが、症状を生むほどの虫歯ではありませんでした。それにより症状の主原因が噛みしめで、さらに銀歯は歯より硬いため他の歯との噛み合わせの調和が取れないことが拍車をかけていることが判明しました。そのため銀歯を外した穴をプラスチックの仮の歯で塞ぎ経過を見ながら日常の歯同士を接触させないことに注意を払っていただきました。
治療するのであれば見た目もよくされたいご希望がありましたので、ご相談の上色調と透過性が歯と近似しているため見た目がきれいなセラミック(e-max)に入れ替えることになりました。その後症状がなくなったため後日歯型をお取りし、後日できあがったセラミックを接着し治療が終了しました。(治療後の写真)
治療期間 約20日間
治療回数
費用目安 202,820円(仮歯を含めて2本で)
術後の経過・現在の様子 治療後は症状がなくなり銀歯が白い歯に入れ替わったため見た目がきれいになりました。
治療後もいい状態を維持して行かれたいとのご希望によりメンテナンスと検診にお通いでいらっしゃいます。
治療のリスクについて ・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
クリニックより 治療後5年が経過していますが、耐久性と変色性に優れたセラミックであるため、美しさと噛み合わせが保たれています。人工歯の精度が高いため、虫歯の再発も見られません。(治療5年後の写真)

セラミック(e-max)など詰め物・被せ物の種類や特徴はこちらをご参照ください。
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